プラウトヴィレッジの建設位置は、地震、津波、地すべりなど自然災害が起きることを想定して、危険度が高い場所は避ける。海沿いと川沿いは津波や洪水で浸水する。数百年前の地震の教訓として、石碑や文献が津波のやってくる位置を示していることがあるので、それも参考に決定する。
プラウトヴィレッジの住居の配置は貨幣社会のような直線的な配列はやめ、フラワーオブライフという円模様を基本形として住居を配置していく。
この直径4km(半径2km)のプラウトヴィレッジと呼ぶ自治体が、一つの街の単位。まず6戸の住居が円形に配置され、その円が7個集まり新たな円を作るというように、すべては円形に配列される。その中央に多目的施設である運営館、芸術館、製造館が配置される。
多目的施設がある直径444mの円は中央広場であり、野球のスタジアムが4つ入る大きさで、スポーツ、祭り、コンサートなど広さが必要な用途に使用する。芸術館がある円には体育館も併設される。
2015年の段階で日本の世帯人数は平均2.5人ほど。次の数字は江戸時代からの世帯人数の推移。
江戸時代 1600年代 6~7人
江戸時代 1750年代 4人
大正・明治時代 1868年~1926年 世帯平均人数5.02人
昭和時代 1950年代 世帯平均人数5人(夫婦と子供3人)
昭和時代 1970年代 世帯平均人数3.69人
平成時代 2010年代 世帯平均人数2.51人
フラワーオブライフの街にすると、全家庭が5人家族の場合、7万560人が一つのプラウトヴィレッジに住めることになり、全家庭が3人家族の場合、4万2336人が住むことになる。
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