プラウトヴィレッジでは河川へ汚水の流入がなくなり、水質が改善される。河川の取水塔から取水された水は運営館の管理室(ICT・電力・水道)で水質管理され、家庭へ送られる。下水道や下水処理場は必要なく、排水は農地に還元される。そして水道管は鉛などが混じらず、錆びないものを使用する。
綺麗な水を取水するため、地元の水源環境は厳しく管理し、出来る限り水が沸き出すポイントから取水する。それによりミネラルが豊富な水をそのまま飲めるようになる。
河川が近くにない自治体には、最も近い自治体からパイプを伝って水を供給することが第一となり、それが不可能であれば自治体ごと水が供給される場所へ移転する。
島などで水源が確保できない場合は、水源がある地域から海底水道でつなげて供給する。ただ海底水道が建設できないような場所にある島の場合は、地下ダムを検討する。地下ダムとは地中に水を通さない壁をつくって地下水の流れをせきとめ、地下水をためる施設であり、すでに日本を含め様々な国で使用されている。
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