○南海トラフ地震の発生頻度

  南海トラフ地震は四国の西側から静岡県まで、南海・東南海・東海地震の震源域に分けられている。この地震は684年から1361年までは、約200~260年周期で起こっていたが、その後は90~150年の周期となっている。



684年、白鳳(はくほう)地震、M8

887年、仁和(にんな)地震、M8、(前回より203年後)

1096/1099年、永長(えいちょう)・康和(こうわ)地震、M8、(前回より209年後)

1361年、正平(しょうへい)地震、M8、(前回より265年後)

1498年、明応(めいおう)地震、M8.2、(前回より137年後)

1605年、慶長(けいちょう)地震、M7.9、(前回より107年後)

1707年、宝永(ほうえい)地震、M8.6、(前回より102年後)

1854年、安政(あんせい)東海地震と安政南海地震、M8.4、(前回より147年後)

1944年、東南海地震、M7.9、(前回より90年後)

1946年、南海地震、M8

2044年頃?、南海トラフ地震、M8?、(前回より100年後?)

 1944年の東南海地震から100年後は2044年だが、その東に位置する東海地震は、1854年からすでに160年以上起きていないので、いつでも起こる可能性があると言われている。それに連動して南海と東南海の地震も起こる可能性がある。日本は100年の周期で巨大地震が起こる国であり、その間にもたくさんの地震が起こり、津波もやってくる。それを前提とした街づくりをしなければならない。東京や大阪など都市に経済活動と人口が集中した国を作れば、100年ほどに1回やってくる巨大地震で経済活動が麻痺する可能性がある。自然災害をなくすことはできないが、都市を作らず、災害の被害を最小限に抑え、すぐに修復できる仕組みがプラウトヴィレッジ。それは世界中でも同様であり、津波の心配がある海岸沿いから内陸10kmは街を作らないことが前提となる。

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