金属は公共インフラ、住居、家電の素材となるが、鉱物資源から金属やガラスを作る際に必要となるのが溶融炉。これは小型から中型の溶融炉やたたらが基本となる。たたらは粘土でつくられた高さの低い角形の炉で、古来より伝わる原始的な方法。火起こしの素材の優先順位は竹炭が一番で、次に木炭となる。
自治体での製品の製造数は貨幣社会と比べると減るが、それでも木炭を使用するので二酸化炭素が排出される。それが各地で行われた時の合計がどれほどかで、使用できるかが変わってくる。そのため小型から中型の電炉も検討する。自治体の再生可能エネルギーだけで電炉が動かせるなら、こちらが優先となる。
こうして鉄、銅、アルミ、ガラスなどが作られる。住民が必要な分だけを作り、ここで金属の再利用も行われる。これは高熱を扱うため、設備として可能であれば大気に放出される熱を砂電池に貯めたり、竹の油抜きなどに使用する。
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