○直径4kmの円の理由

  街の端(はし)から中央の多目的施設まで2kmだが、歩いて片道30分の距離となる。一般的にこの距離であれば、気分良く散歩ができる。しかし片道45分~1時間の場合、行きは歩けたとしても帰りの負担は大きくなる。プラウトヴィレッジ内の活性化のためには、気分良く歩いていける距離の街にしておく。


 歩いていける距離であれば自転車でも通える範囲となる。14歳くらいの第二次成長期をむかえる子供にとっては、3km以上を自転車で通うとなると遠さを感じる。また貨幣社会の場合、親も自動車事故などを心配して4km以上の遠い距離を自転車で通わせることをためらう。プラウトヴィレッジでは毎日街の中央の多目的施設に通うと仮定して、小さい子供も自転車で移動できる2~3kmに住居を配置するよう配慮する。つまり直径4kmという大きさは、大人も子供も徒歩や自転車で気軽に通える距離で、街の一つの目安と考える。



 フラワーオブライフ以外のデザインも今後の研究によって生み出されていくことが予想されるが、現時点ではこのデザインを基本形として進める。


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