2030年代
【映像】
・ドローンフォグが家庭に普及し始める。
・ドローンが小型化され、ドローンフォグによるディスプレイで携帯電話の本体が必要なくなる。同じくパソコンやテレビも平面からドローンフォグによる立体映像へ切り替わっていく。2D表示はオプションになり、携帯電話、パソコン、テレビなどの本体はなくなる。2Dで見る場合もドローンフォグが平面に隙間なく集まり、テレビと同じように一つ一つの点である極小ドローンがそれぞれ色を変えて映像を作り出す。スクリーンの形も長方形や丸、グニャグニャのときもある。
・ドローンフォグによって、海外の風景を部屋に映し出すことができる。雲や草花が揺れる様も表現される。また音楽に合わせて自動的に部屋の模様を変化させる。
・ドローンフォグによる立体映像のライブやコンサートが、家庭で再現される。そのため等身大のアーティストを自宅で見られるようになる。
・コンサートなどではドローンフォグによって、広い会場全体の景色そのものを変化させることができる。
・ドローンフォグに、タッチスクリーンやゴーグルのいらないVRとARの機能が加わる。
・家族や友人との思い出が3D動画として保存され、ドローンフォグで見る。
・教育においてはオンラインでつながった講師がドローンフォグで自宅に現れて、動き方などの指導を行う。
・ドローンフォグによってスポーツ観戦も自宅に3D映像でスタジアムが映し出され、拡大縮小が自由に行える。その中で選手たちがプレーしているのを見る。これがリアルタイムで行われる。スタジアムには選手の動きを解析するカメラがあらゆる角度で何台も設置され、それを人工知能がリアルタイムで分析して動作データを作り、そのまま各家庭へデータ送信。家庭のドローンフォグがそのデータを使って現場の試合を再現する。
・音楽のmp3やWAVデータだけでなく、歌手が歌う3D映像をダウンロードする形式も生まれる。よってミュージックビデオもドローンフォグに合わせたものが主流になる。
・3D映像の歌手の着ている服を自由に変えられるようになり、舞台セットも自分でデザインして、自分だけのミニコンサートを作る遊びが生まれる。小さな女の子が人形で遊ぶように。
・ドローンフォグ作ったオリジナルのキャラクターに自分の歌声を乗せるVチューバーのような活動も行われる。
・サッカーや野球も、一般人が選手の3Dの動作データを集め、自分だけのチームを作り、3Dのスタジアムで立体的な試合を見ることができる。この全てを自分でデザインする。
・自分の動作データを3D化し、プロの3Dキャラクターと対戦したりコラボしたりすることができる。
・スポーツなどの携帯ゲームも、手でコントローラーを操作して選手を動かしていたものが、脳で動きをイメージして動かすことになる。それを応用してイメージトレーニング用教材も開発される。
・脳とつながったドローンフォグによって、頭に想像した物体が高精度で目の前に具現化される。
・ドローンフォグを手にした誰もがアーティストになり、歌手もただ歌うだけではなく、イメージして作ったキャラクターと共に歌ったりコーラスしたり、物語を具現化して演じながら歌ったりと幅広く応用される。
【その他】
・スマートホンが赤血球の大きさになり、血液に入り、免疫システムを補助する(by レイ・カーツワイル)。
・脳が仮想現実の世界でも活動し、体への刺激も感じる技術と併用される。
・フードプリンタが人間の代わりに、帰宅時間に出来立ての料理を用意している。
・人工知能のDNA解析により、人類はあらゆる病を遺伝子編集で完治できるようになる。
・身体的特徴、性格、才能、病気の原因なども、生前生後の遺伝子編集で設計可能になる。
・寿命を伸ばす医療も発達する。体内にロボットを入れ、超人間になることも可能になる。
・ドローンフォグが作り出す物体に乗れるようになる。やがて香りもするようになる。
・人々はドローンフォグからできる衣服を身につけるようになる。当然その服も本人が想像してデザインされる。そして人々はより自由に独自のファッションを楽しむようになる。そのため変装、変身して歩く人が増え、それが当たり前になる。
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