○災害時の救助と復興 [1]

  2020年に世界中で広まったコロナウイルスでは、感染を防ぐため自宅待機が求められた。そのため企業も個人も、お金にまつわる問題に悩まされた。プラウトヴィレッジでは自宅や周辺で食物を育てているので食べるものに困らず、家賃を支払う必要もないので、感染者がいなくなるまで全員が自宅待機することができる。マスクや必要品も、手作業や3Dプリンタで各地のプラウトヴィレッジが協力して作れば、物資に困ることがない。学生の勉強の遅れの問題も、プラウトヴィレッジには指導カリキュラム、学歴、就職という概念がなく、勉強は独自に進めていくことが前提となっている。そのため勉強の遅れという概念もない。


 コロナウイルスのような感染症が発生した場合の手順としては、まず発生した自治体と周辺自治体を早期に封鎖する。場合によっては全国的に自治体間で人の移動を禁止する。そして自治体内で全住民の検査を行う。陽性だった人は、自宅待機か空いている土地に作られる一時的な隔離住居に移動し、治療を受ける。もし自治体内の大部分が感染していれば、自治体そのものを封鎖し、感染していない人が別の自治体へ移住する。こうして全員が陰性と判断された自治体同士は、再び移動が自由となる。こうしてワクチンを打たずに感染者ゼロを目指す。



 100年単位で歴史を振り返ると感染症は古代から発生し続けており、今後も発生する。そのため人口が分散していた方が、検査を手分けして迅速に行える。都市のように大人数が集中していると医師と設備の数が足りず、医療崩壊を起こす。


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