土師氏(はじうじ)は出雲(島根県辺り)から大和(奈良県)までの、400年頃から550年までの古墳造営や葬送(そうそう)儀礼に関った氏族とされている。土師氏(はじうじ)の祖は野見宿禰(のみのすくね)で、彼は垂仁(すいにん)天皇の命により、当麻蹴速(たいまのけはや)と角力("すもう"=相撲)をとり、それに勝ち、土師臣(はじのおみ)の姓を与えられ、埴輪も発明したと伝えられている。
野見宿禰(のみのすくね)や土師氏(はじうじ)の名が出てくる日本書紀の創成神話では、「無」を鶏(にわとり)の卵のような混沌と表していて、各国の創成神話と類似していた。
古墳の石室の石材を加工する際に使われるノミという道具は、野見宿禰(のみのすくね)の野見と関連があるとされている。
巨石は修羅(しゅら)と呼ばれるソリを使って運んでいる絵があるが、修羅は大阪府藤井寺市の三ツ塚古墳(みつづかこふん)から見つかっている。
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