■紀元前520年頃 アケメネス朝のペルセポリス

ダレイオス1世が建設したとされるペルセポリスにも、切込み接(は)ぎの石積みが見られる。

メソポタミアの松ぼっくりを持つ浮き彫りでは、頭の上にフルール・ド・リスという紋章が見られる。

 

 

 
このフルール・ド・リスもペルセポリスで見られる。次の画像の左の植物の下に彫刻されている。

 

 

このフルール・ド・リスの上に乗る植物はペルセポリスの壁画にも見られる。そこには12枚花弁のシンボルも見られる。

またこの植物と同じ模様が、メソポタミアの生命の樹に見られ、そこにはハンドバックや松ぼっくりのシンボルもある。下の左がペルセポリス、右がメソポタミアの生命の樹。これも世界各地に見られる樹木崇拝と共通する。

ニンギシュジッダ

 
次はペルセポリスの第10代目の王アルタクセルクセス3世の墓に見られる壁画。そこには共通シンボルの弓矢、有翼円盤、三日月、段々のある台座が彫刻されている。
アルタクセルクセス3世の墓1
アルタクセルクセス3世の墓

次はイラン西部のケルマーンシャー州にあるベヒストゥン碑文。ここでも有翼円盤、弓矢を持った人物が見られる。この弓矢の人物に踏みつけられている人物が手を上に上げている。これもシンボル図で見られる。

メソポタミアの寝そべった人物が手を上に上げたシンボル。

 

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