■紀元前4700年頃 中国の紅山文化、仰韶文化

紀元前4700年頃から前2900年頃までの紅山(こうさん)文化やその他の地域からも、胸を触った像や下半身が太い像が出土している。

紀元前4400年頃の仰韶(ぎょうしょう)文化の西水坡遺跡(せいすいはいせき)からは、貝殻を埋込んで描かれた龍虎(りゅうこ)が発見されている。下の画像では骸骨(がいこつ)の左側に竜、右側に虎。中国のバイ族の創世神話に竜が出てきたので、竜もシンボルという結論だった。

ギョベクリ・テペ、ジーロフト文化、ヴィンチャ文明は地理的にも近いので、シンボルが受け継がれていったと推察できる。中国や日本でも女神像やジグザグ模様の共通シンボルが見られたので、この頃すでに世界中には、出どころを一緒とするシンボルや信仰があったと考えられる。それが、世界最古の文明と言われるメソポタミア文明につながっていく。


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