インド・ヨーロッパ語族

インド・ヨーロッパ語族には英語、ヒンディー語、スペイン語、ポルトガル語、ロシア語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ウルドゥー語、ペルシア語、ウクライナ語、ラテン語などがある。下の地図はインド・ヨーロッパ語族の分布。
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例えばパニック(Panic)の語源はギリシア神話の牧神パン。パン(Pan)は人気のない所で、突然、混乱と恐怖をもたらすとされた。父親はゼウスともヘルメースともいわれ、どちらも無を表したもの。

ローマ神話のユーピテルも無だったが、その妻ユーノーはユーノー・モネータ(Juno Moneta)ともいう。モネータは「忠告する」という意味のラテン語monereが語源で、英語のマネー(Money=お金)の語源。また木星を英語でジュピター(Jupiter)というが、それもユーピテルが語源。ローマ神話で物事の始まりの神で1月の守護神であるヤヌス(Janus)は、1月(January=ヤーヌスの月)の語源。

こういった神の名が語源になっている例はたくさんあり、それらは無を表した存在だったので、それらの名称も突き詰めていくと無を表したものということになる。


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