アンズー、グリフォン、ヒッポグリフ、麒麟(きりん)

メソポタミア神話の怪物ズーもしくはアンズーは、ライオンの頭と鷲(わし)の体で表される。ライオンも鷲(わし)もシンボル。これはシュメール神話のエンリルの随獣とされる。

伝説上の生物グリフォンもアンズーと似ており、鷲(わし)の上半身と翼、ライオンの下半身と、共通のシンボルを持つ。

グリフォンと雌馬(めすうま)の間に生まれたというヒッポグリフは、身体の前が鷲(わし)、後ろが馬。

足が馬というヒッポグリフに似た動物は、中国神話の麒麟(きりん)。背丈は5m、顔は龍に似て、牛の尾と馬の蹄(ひづめ)をもつ。

中国の竜は無のシンボルという結論だった。麒麟(きりん)は、中国の黄竜(こうりゅう)と同一視されている。つまり無=竜=麒麟。中国の紫禁城には獅子像が二体置かれているが、紫禁城には二体の麒麟(きりん)も置かれている。つまり獅子像も麒麟(きりん)も無を表している。

このようにアンズー、グリフォン、ヒッポグリフ、麒麟(きりん)は容姿が似ているだけでなく、これらは無のシンボルという結論。

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