相撲やレスリングも世界の100以上の民族や場所で見られる。南米、オセアニア、アジア、ヨーロッパ、アフリカと、北アメリカ以外の異なった大陸で見られる。
「例」
キリバス共和国のカウンラバタ
オーストラリアのアボリジニーのコレーダ
南米アマゾンのヤノマミ族
南米アマゾンのカラパロ族のレスリング
西アフリカのセネガルのセネガル相撲
スイスのシュヴィンゲンというレスリング
スペインのカナリア相撲
インドのインブアン・レスリング
モンゴルのモンゴル相撲
日本の相撲
他にもインドではクシュティ、トルコではヤールギュレシ、アフリカのカメルーンではドゥアラ相撲、スーダンではトゥーバタ、ヨーロッパのブルガリアではブルガリア相撲、オランダではボルステルなどと呼ばれている。
メソポタミアの遺跡テル・アグラブで発掘された闘技像脚付双壺は、相撲を取る2人の青銅器の壺がある。キリスト教などの旧約聖書にもヤコブが天使と相撲をとった記述がある。
ギリシャ神話でも角力(相撲)の記述が見られる。神ヘルメスは商業と角力("すもう"=相撲)およびすべての力技(ちからわざ)にわたっていたので、盗賊の守護神とさえされていた。ヘルメスは2匹の蛇の杖カドゥケウスを持っていてシンボルという結論だった。他にも地の神テラの息子のアンタイオスは巨人でかつ力士であった。彼は自分の国に来る旅人たちに、打ち負けたら殺されるという条件で自分と角力(相撲)を取らせた。
日本書紀でも野見宿禰(のみのすくね)が垂仁(すいにん)天皇の命により、当麻蹴速(たいまのけはや)と角力(相撲)をとった記述がある。
ここまでの10個の物的証拠の他にも、次の共通点も各宗教や神話に見られる。
・宇宙の創造神話
・神が赤子時代に何かに入れられて川に流された物語
・大洪水の物語
・粘土から人間を作り出す物語
・あらゆるものに霊魂や神は宿るというアニミズム
・樹木信仰
・獅子像
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