長野県の諏訪大社

長野県の諏訪大社(すわたいしゃ)は、全国に約2万5000社ある諏訪神社の総本社。創建や祭祀が始まった時期は不詳。ここにも御柱際(おんばしらさい)という樹木信仰がある。


御柱際(おんばしらさい)は、大木を山中から切り出し社殿まで運ぶ祭りで、御柱を氏子(うじこ)と共に傾斜約30度、距離80mの木落し坂から落とす。

 
 
伊勢神宮と同様に、山から切り出し、筏(いかだ)に乗せて運び、神のための神殿を作る。この行程は、旧約聖書の列王紀(れつおうき)上の第5章にも見られる。これはソロモン神殿建設に関する部分。
 
「ソロモン王がエルサレム神殿建築を行うことを決め、港湾都市ティルス(現レバノン)のヒラム王がソロモンの要請に応える。そしてヒラム王はしもべに、ヒノキの別称の香柏(こうはく)とイトスギの材木を切り出させ、レバノンから海に運び、筏(いかだ)を組んでソロモンの指示する場所まで送らせた。そして7年目に神殿は完成した。」
 
伊勢神宮も諏訪大社も、切り出された木材が川を渡って目的地にたどり着く。

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