南米ボリビアのチチカカ湖周辺にある古代都市にも、シンボルが見られる。
ティワナクの切込み接(は)ぎの石積み。
ティワナクの隣にプマ・プンクがあり、次の左の画像のようなH型の巨石と、右側のような段々の型取りがある。
このH型の石も共通のシンボルで、トルコのギョベクリ・テペの石柱で見られた。
ギョベクリ・テペの違う石柱にも「H」が見られる。
段々の型取りは、メソポタミアのシンボル表でも見られる。
三日月や太陽のシンボルがあるタニトの周りも、段々の装飾になっている。
プマプンクの巨石には十字と、中央に小さく菱形のデザインも見られる。
ティワナクには、角ばった菱形のシンボルも見られる。
角ばった菱形を半分にした階段ピラミッドのシンボルは、紀元前3000年頃のイランのジーロフト文化の出土品にも見られた。
ティワナクの太陽の門には、インカ帝国の神ビラコチャが見られる。ビラコチャは文明の創造者で、大洪水によりチチカカ湖周辺の人々を滅ぼした神。その際マンコ・カパックとママ・オクリョの2人を、文明を世界に広げるため助け残した。ビラコチャは人々に農業、灌漑水路造り、トウモロコシの作り方、家畜の飼い方も教える。また行く先々で数多の病人を治した医師でもあった。
マンコ・カパックはインカ神話でクスコ王国の初代国王。後の肖像画には獅子、三日月の角を持つ牛、渦巻き模様の耳飾り、16芒星のある杖、鳥が描かれており、全て共通シンボルと合致する。マンコ・カパックの父インティは太陽と虹の神ともいわれる。こういったことからも、インカ神話も無を表した架空の物語という結論。
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