アメリカ先住民ホピ族

ホピ族は精霊崇拝を行う先住民。


ホピ族の石板の2匹の蛇は、土地の境界線である2本の河のコロラド川とリオ・グランデ川を象徴している。このグランドキャニオン周辺にはホピ族以外にも先住民がいる。
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コロラド川とリオグランデ川

グランドキャニオン周辺マップ

ホピ族の先祖は死ぬとグランドキャニオンに帰り、またそこに行くと、彼らの創造主と話ができると語り継がれている。


ブラックフット族とグレイシャー国立公園

北アメリカのモンタナ州のブラックフット族にとって、チーフマウンテンは原初の創造主である老人(オールドマン)が、その力を大精霊に見せつけるために造った山。


カユース族とフッド山

アメリカのオレゴン州のカユース族の伝説では、休火山フッド山が原初の火の場所。ブラックフット族は精霊と交信したいとき、この山を訪れる。


イロコイ族とナイアガラの滝

アメリカ先住民イロコイ族にとってナイアガラの滝は、悪に対する善の勝利の象徴。邪悪な水蛇がセネカ村に疫病をもたらし続けていた時、雷神が水蛇を退治するために造ったもの。雷神の稲妻による攻撃によって倒された巨大な水蛇の体は、ナイアガラ川の岩床(がんしょう)の中に閉じ込められた。川の水は絶えずその上に降り注ぎ続けている。ここでは蛇、雷神、稲妻というシンボルが伝承に見られる。
ナイアガラの滝


ハイダ・クワイの島々

カナダの西部沿岸の大小約150の島々からなるハイダ・グワイ(クイーン・シャルロット諸島)には、ハイダ族が住む。

伝説では、ワタリガラスが原初の海から飛び立つとき、そのしぶきでこれらの島々を出現させた。ここでも「原初の海」という各地の創成神話との類似が見られる。多くの場合、そこから神が現れ天地を作るが、ハイダ族ではワタリガラスが島々を作ったとされている。

ハイダ・グワイでも絶妙なバランスで立つ巨石が見られ、これも宇宙卵(うちゅうらん)。



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