■紀元前3150年頃 エジプトのファラオ

エジプト第一王朝のファラオであるナルメル王が上下エジプトを統一したことを示す「ナルメルのパレット」が、都市ネケンのホルスの神殿で出土している。次の画像右側の2頭のライオンの首が絡み合う構図は、2匹の蛇が絡み合う杖カドゥケウスと似た構図。



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このナルメルと同一人物とされている前ファラオのスコルピオン2世(紀元前3150年頃〜前3125年頃)の顔の横に、サソリが描かれた出土品が見つかっている。

 

上下エジプト統一時に首都メンフィスで信仰された神プタハも、手に十字のアンクやジェド柱を持つ。アンクやジェド柱は蛇の紀章ウラエウスとも一緒に見られるので、プタハも無をシンボル的に表した神ということ。

都市メンフィスで信仰された聖なる牛アピスはプタハの化身。またオシリスの牡牛(おうし)とも呼ばれた。



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