宇宙誕生から30万年

宇宙が最初に生まれたビッグバンの瞬間、宇宙が素粒子ほどの大きさだった頃。宇宙の始まりに光はなく、見えるようになるのは宇宙誕生から30万年ほど経ってから。

誕生後の宇宙は、原子、電子、原子核がバラバラ。原子が物質として固まっていなかったので、電子は自由に飛び回っている状態。宇宙が膨張して冷え、ドロドロとした宇宙が透明になり、中がスカスカになると、電子が原子核につかまって原子ができるようになる。そして物質として固まるので、自由な電子はなくなる。フラフラ漂っていた電子がなくなるので、隙間がたくさんできて、光が直進できるようになる。こうして物質が固まって光が見えるようになるまでに、30万年かかった。
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参考文献
面白くて眠れなくなる素粒子 / 竹内 薫

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