■紀元前2500年頃 ギザの三大ピラミッド

 エジプトの三大ピラミッドは、オリオン座の三つ星の配列で並んでいた。ピラミッドも共通のシンボルという結論だった。

 

次の左の画像の、3つのピラミッドの大外(おおそと)に合わせて横向きの黄金比を2つ上下に並べると、ちょうど黄金比2つ分の大きさに3つのピラミッドが収まる。また同じ方法で右の画像のように縦に2つの黄金比を並べると、紫の黄金比の中の比率(赤い矢印)にカフラー王のピラミッドの幅が当てはまる。また同時に右の画像の紫の黄金比の中にできる3個目に小さな黄金比の四角形部分と、4個目にできる小さな黄金比の幅に、ピラミッドの間隔が決められている(緑色の黄金比)。

 
 

ピラミッドとスフィンクス

三大ピラミッドにも、各国の巨石建造物に共通する切込み接(は)ぎの石積みが見られる。

クフ王のピラミッドの内部の「王の間」の石畳(いしだたみ)にも、切込み接(は)ぎの石が見られる。

メンカウラー王のピラミッドの入口にも、切込み接(は)ぎの石積みが見られる。

さらに、ピラミッドのそばにあるスフィンクスの左前足にも切込み接(は)ぎの石積みが見られ、耳の曲線には黄金比が見られる。


エジプトのアヌビス

エジプト神話に登場するアヌビスはミイラ作りの神。犬やジャッカルの頭部を持つ半獣か、ジャッカルの姿で描かれた。バチカン美術館のアヌビス像は、ギリシア神話の神ヘルメスと融合して、ヘルマニビスともいわれる。そこには2匹の蛇のカドゥケウスの杖を持っている。

天秤を使用するアヌビス。
アヌビスと天秤


ホルス、オシリス、イシス

次の左の画像はエジプトの幼い頃のホルス神で、両手に2匹の蛇とサソリを持っている。中央の画像は、左からホルス、オシリス、イシス。ホルスとイシスは右の画像のように授乳する女神像もある。中央のオシリスがかぶっている冠は、ホルスの目の装飾品の左隣にいる鷲(わし)もかぶっている。

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ベンベン

エジプトのベンベンはピラミッド型の石。次の左の画像では有翼円盤が刻まれている。

ベンは「何回も生む・生まれる」という意味で、ベンベンは「何回も何回も」で永遠を意味し、再生と復活をつかさどる精霊が宿るとされた。エジプトのヘリオポリス創世神話では、ベンベンは原初の水ヌンから最初に顔を出し、神が最初に降り立った原初の丘のこと。ベンベン石はピラミッドやオベリスクの頂上に置かれ、これらの原型とも言われている。

このようにピラミッド、有翼円盤の彫刻、永遠、再生と復活、原初の水ヌンから生まれたなどのシンボルが見られるので、ベンベンも無を表す。ベンベンは後の時代に各地で作られている。

バチカン市国のサン・ピエトロ広場のオベリスク。

アメリカのワシントン記念塔や、イタリアのローマのナヴォーナ広場のオベリスク。

イギリスのロンドンと、フランスのパリのオベリスク。



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